🚶2時間半くらい歩いて、「売却物件募集のポスティング」をさせていただきました🚶
(本当はマンションにもポスティングをしたいのですが、管理会社などからの苦情が出てしまいますので、戸建限定です)
弊社としても以前より気になっている「放置空き家」と思われる物件にも、再度ポスティングを致しました
放置空き家であるとするならば、ポスティングをしたからといって所有者様からの反応がすぐ来るという事はございません
(勿論、期待はしているのですけれども・・)
➡放置状態にあるという事は、所有者様・関係者様方が現地に立ち寄らないケースが大半だからです
かといって、登記情報を調べ、そこの住所に連絡をしたとしても、放置状態にある不動産に関して積極的に動いてくれるケースもまた、数少ないのです(相続などの所有権移転登記などがされていない場合・住所変更がされていない場合も散見されますので、そうなりますと、連絡の取りようがないという結果となってしまいます・・・登記簿上の住所の郵送したりしても、連絡先不明で戻ってくることも普通です)
また、旨く関係者の方と連絡が取れたとしても、所有者様サイドの関係者間の意見調整にどうしても時間は必要という事となります
(関係者間において、たいていのケースとして、持分割合・管理問題等などで意見が相違するのは仕方がないことなのです・・・どなたの意見が正しいという問題でもないものですので、方向性を纏めるという事が難儀なのです)
しかしながら、空家・空地等の不完全管理状態の不動産が増えますと、その不動産が存在するエリアとしても迷惑でしかありませんし、エリアとしての価値も落ちかねません
以前もホームページ上で書きましたが、その例では、隣地の方がどうしても溜まってきてしまうゴミなどの掃除(集まってくるゴミ・不法投棄によるゴミ含む)・雑草木の繁茂の処理などをされていたケースもございました
(ただし、他人様の敷地内のものを勝手に処分などしたり、草木を勝手に剪定したり等すると、法律上は罰せられる対象となってしまいますので、お気を付けくださいませ)
3年前であったと思いますが、旗の台において、ごみ屋敷のごみ処分を行政執行という事例がございました(角地でした・現在はまだ空家だったと思います)
🖊昨日の続きとなりますが、品川区のパンフレット情報につき、再度書いてみます(重複するところもかなり出てしまっております)🖊
品川区H31年3月策定の品川区空き家等対策計画「概要版」より抜粋資料
✪「特定空き家(管理不全状態にある空家)」
として該当するということになりますと、以下の流れができる事になっております
行政区が所有者・関係者に対し、改善を求めるほか、行政区長が管理不全状態にある空家等(特定空き家等)に該当するという事になった場合には、以下のように必要な措置が取られていく場合があります
勿論、費用に関しては、所有者・関係者に請求がいくことになります
①実態調査
②立ち入り検査➡
③助言及び指導➡
④勧告➡
⑤命令➡公表または代執行
勿論、空家・空地だけではありません
✪「廃棄物に起因する管理不全状態」
・廃棄物の飛散
・放置廃棄物が建物内にて山積み状態
・ネズミ・害虫などの発生がみられる
・周辺環境への著しい障害となっているとみられる
・通行が困難
・敷地外にはみ出たゴミ・植物等
流れは空き家と一緒です
①実態調査
②立ち入り検査➡
③助言及び指導➡
④勧告➡
⑤命令➡公表または代執行
行政が動けば何とかなるという思いはございますが、基本的にはなかなかハードルの高い作業であると思います
現在品川区で配布されているパンフレットによれば、
不適合管理状態にある空家等の所有者に対し、改善を促した結果として、成果として、次の数字が出ております
・空家数(うち不完全管理)・・・・ 1,068戸(105戸)
・居住確認または除去された空家・・・82戸
・不適合管理から改善された空家・・・26戸
結果としては少ないようにも思えますが、あくまでも所有者様のいる不動産(財産)ですので、行政区としても勝手にどんどん進めることもできないだろうし、行政としても苦労されていることだよなぁという事が感じ取れる数字です
しかしながら、放置空き家等が周囲のエリアに悪影響を及ぼす事は明白でありますので、弊社としても微力ではございますが、エリアを少しでも良くするために、ご協力させていただいております💪
(現在も数件ご相談案件につき動いておりますが、どうしても時間は掛かってしまうものです➡おそらくそのうちの3案件につきましては、近いうちに方向性が取れる事であろうと思っております。本日も朝から弊社部長は東京都を出て、お客様のご相談受けに走り回っております)
いつでもご相談くださいませ
まずは動き出さねばスタートできません
動き始めなければ、親族間の気持・意見はわからないものです
多くの場合、スムーズに進んでいかないものです
解決するまでには年月が長くなるケースが多いですので、早めのアクションが重要なのではと思います
住空間Arcadia株式会社
稲葉・米澤