平均寿命 世界ランキング2023年度版(国別ランキング)
というのを目にしました
①WHO(加盟国のうち、198の国と地域を対象としたもの)
(2023.5.19発表)
以下が平均寿命ランキングの順位でした
男女ランキング・・・日本1位(84.3歳)
男性ランキング・・・日本2位(81.5歳)
女性ランキング・・・日本1位(86.9歳)
平均寿命が80歳を超えている国の数➡31カ国
世界全体の平均寿命・73.3歳
世界全体の男性 平均寿命・・・70.8歳
世界全体の女性 平均寿命・・・75.9歳
②UNFPA(世界保健機構)
WHOと同じ国連の1機関であり、主に人口分野を担う
(WHOと少し異なるのは、国や地域の他に領地などに関してデータの対象となり、男女合計は計測無しとの事である)
UNFPA作成の世界人口白書による平均寿命ランキング
(2023.4.19発表)
男性ランキング・・・日本4位(82歳)
女性ランキング・・・日本2位(83歳)
※日本は前年男女とも1位だったようですが、順位が下がり、男性は82歳で4位タイ、女性は88歳で2位タイとなっているようです
(ただ、香港とマカオを中国に含めれば2位または1位となるようです)
データ取得のルールにより、差異が出てしまっているようですが、世界的に見ても、日本は高齢化社会であるとのデータ的にも、やはり、間違いはないようです
確かに、実生活上、街を歩いていても、ご高齢の方とかなりの頻度ですれ違います
(私どもの業種である不動産業者が出歩くエリアが、大体、住宅街が多いからかもしれませんけれども)
先日、ご自身の終活の道筋を立てようとご高齢のお客様(かなり頑固一徹な大先輩です)がご相談にいらっしゃいました
数年前から色々とご相談は継続しておりましたが、とにかく頑固(ご自身の意見は全然変えない・・・)
私どもの親世代(70歳以上)のモデルケースである頑固さを体現されている方です
勿論、今の日本社会を創造してくるには、意志の強さが必要であったに違いありませんでしたので、それは当たり前です
しかしながら、とにかく、ご自身の主張を曲げない
何度ご説明しても、取り合ってくれない
(ご親族からのご意見も同じです)
2~3週間ほど前になりますが、弊社からご家族を通じて、突破口としての「家族信託」の話をご提案し、ご本人との面談も予約できておりました
ご本人も乗り気であるとのことでしたので、ご親族とも一歩進めることができる可能性が見えてきたという話をしておりました
しかしながら、その前に、ちょこっと体調を崩されて入院されてしまったのです
年齢を重ねれば、誰しも色々と調子が悪くなるところが出てきてしまうものです
そして、病院で診療を受ければ、他にも都合の悪い問題が見つかってきてしまうものであります
(入院が長引き、病院では、リハビリ病院への入所も進められているとのことでした)
勿論、悪いところは早めに発見し、治療するのがBESTです
ただ、ご高齢になってからの入院は、身体のチカラ、記憶力などにも多大な影響を与えかねません
ご本人の奥様と娘さんは、お二人でもう少し早めのスタートを切ればよかったと話したそうです
ご本人・ご家族にとっても、大事かつ重要、神経質な部分を持った問題であり、かなり難儀な話となってしまうのは当然のことでもあります
ご親族間においても、それぞれ違うご意見が出てくるのは普通ですので、面倒を回避するため、話し合いの機会は後回しとなってしまうという雰囲気になるのも当然です
➡「ご本人に何かあった時に、やっとスタートという事になりますのが普通のケース」であることにつきましても、納得がいきます
他のページにも書きましたが、ご本人が仮に認知症などを患い、法的判断力に問題が出てしまったとき、ご本人の全ての財産は(言い方は悪いですが)塩漬け状態となります(全ての問題に対し、弁護士さんなどの介在が必要となります)
専門家に聞くまでもなく、上記のデータと見ただけでもお分かりのように、少子高齢化社会は既にかなり深いところまで進んでおります
解決策は政府からも、新しい施策などはどんどん出てはおりますが、間に合っていない状態です
(新しい法律などですので、理解するのも難しい問題でもあり、ご本人の考え方などもあります また、ご本人もその話になったとたんに激高してしまうというお話もよく聞きますし・・・)
しかしながら、対応をしなくてはならない時代は、とっくに来ているようです
専門家の話よれば、相続関連・家族信託・成年後見等に関わるご相談でスケジュールは一杯だそうです
専門家の方達が口をそろえて申しますには、
「誰にとっても、大事な財産で、ご家族全体の大きな問題となるのであるから、長引く(時間が掛かる)のは当然である」
という事ですので、
とにかく早めのご相談から始めてくださいとのことでした