色々な選択肢があります・・・
あって当然なのですが、私的には少しだけ残念でした
何についてのお話かというと、ご売却のお話でした
実は、1年以上前からどうするのかという相談を受けておりましたお客様と久しぶりにお話ができたのです
皆様それぞれ悩まれる問題点は差異があって当然ですが、このお客様のご相談は難度の高めのご相談でした
どんなご相談であったのかというと、
①所有者はご主人様で高年齢
②売ると言ったり、売らないと言ったりしてご家族を振り回す状態がある
等など
書き出そうとしますと、様々な難問が並んでしまいますので、少しだけにしておきます
一番の問題は所有者様であるご主人様の決断がブレてしまうという事でした
拝見したところ、どうやらお酒はお好きなようでした
不動産を売却される際には、購入申込書に対して、売渡承諾書というものを取得する場合があります
(お会いしたこの時にはあえて頂戴しませんでした・・なぜかというと、ご子息の意思も同じであることを確認しなければならないと思ったからでした)
私がご主人様と合わせていただきました時には、一般の方が購入されるには少しだけ住宅ローンを組むには問題がある(建蔽率・容積率オーバー&築年数はかなり古い・違反建築物等などという事がありました)ので、買取業者への土地売りというお話をさせていただきました
勿論、一般の方が購入される価格よりは低めではありましたが、当時としては一般のお客様が購入されるであろう金額にかなり近い金額を提示された買取業者さんがいましたので、ご主人様のご意見を聞きに行く際に、買取業者の担当者さんに購入申込書持参で同席してもらったのです
ご主人様は買取業者の担当者としばらくお話をされ、ご納得がいったという事で、「売却する」とその場で断言されました
私は以前にもご意見をひっくり返したことがあるという事を聞いておりましたので、ご子息が同意見であるならば、話を勧めましょうという事にしました
しかしながら、2日後、売らないという申し出がありました
(息子さんとは、ご売却に関して話もされなかったそうです・・・奥様談)
奥様は、またかぁと嘆いていらっしゃいましたが、あくまでも所有者はご主人様ですので、仕方がありません
ただ、奥様からもお聞きしましたところもありましたし(私もお会いして感じ取れましたが)70歳を大きく超え、80弱というご年齢でしたので、少しばかりご意見に対して懐疑的にはなっておりました
人生100年時代ですので、よくある話といえば、そうなのかもしれません
当時、私はご主人様には失礼とは存じながら、「成年後見制度」を奥様にお勧めいたしました
(弁護士事務所によれば、65以上の年齢は成年後見の対象となり得るらしいです・・・ご相談件数が多いという事です)
ところが、御親族は既に成年後見とはどういうものかにつきましてはご存じでした
それから1年かけて、成年後見制度を利用することになったというご報告を頂戴いたしました
ご主人様はどうなったのかというと、施設に入所がやっと決まったという事でした
(施設の入所されるのも、高齢化社会でありますので、大変です・施設側からしてみたら、費用が高かろうが、入所審査が厳しかろうが、お客様となり得る方は将来に向けて沢山存在するというわけですので、強気です)
その後は入所1週間でご主人様は施設を脱走されてご自宅に戻られたそうです
施設に戻すために、更に1週間時間を要したらしいです・・・
ここ数年のご売却相談は年齢を重ねられた先輩方が多いです
(ただし、不動産を動かすという事になりますと、ご親族がそれぞれ、様々な立場からご意見頂戴いたしますので、方向性が全く見えなくなる相談となることが大部分でありますけれども・・・)
上記案件のゴールは、2年近く経過し、ご子息のご家族がフルリフォームされて、住まうという結論となったようでした
人生100年時代の過ごし方というものは未知の世界です
先程の案件でいえば、ご主人様が悪いというわけではないと思われます
誰もが、経験せざるを得ない未知の状況というものだからです
他のページも書いたと思うのですが、2025~2030年くらいになると、認知症は1人/5人という流れになりそうであるというデータもあるそうです
誰もが100歳近くまで生き得ることが可能という事になりますれば、今までの社会と違うのは必然です
(別のお話にはなりますが、昨日のお客様のお母さまは既に施設に入所されてはおられ、100歳になるそうです・・・テレビの中でのお話という事ではなくなってきております)
年数を重ねれば、人に関わらず全てのモノが何かしらの問題を抱えていくというのは必定
私自身まだ50代ではございますが、自身にも色々と問題が噴出してきている状態は否めませんし、同年代と話をすれば、そのような問題が多くなってきてしまうものです
時代劇の世界では人生50年といわれてきましたが、100年という数字は倍数です
日本だけではなく、全世界的に見ても、問題となっているのが少子高齢化に関わる問題です
そう簡単には解消できません
そんな時代ではありますが、日本人以外の方々が日本の不動産に対して購入意欲が高いという事もよく聞きます
(日本の中にいますと、相場は高止まりというイメージがありますが、他方、海外から見れば、日本の不動産はまだまだキャパシティーに溢れているという事らしいです
日本の魅力がどこまで通ずるのかは不安要素が残る側面もありますが)
少しお酒も入りましたし、要点が見えなくなってきてしまいました
🍶本日はここまでにしたいと思います😊😊