不動産に関わる問題というものは、どのご相談も一筋縄ではいきません
それぞれ、ご相談事に悩みの種は違ってしまうものです
例えお一人で所有されていたとしても、ご親族などの関係者様達の意見も出てきてしまうものですから・・・
最近のご相談で多いのは、
①相続に係るご相談、
②離別に係るご相談です
①相続物件につきましては、関係者様の間におけるご意見の調整がとにかく時間が掛かってしまうものです
どなたの意見が正解であるといえませんので、調整は難航してしまうのです
例えば、
①スグに売却したい方のご意見
②保有を続けたい方のご意見
・自己使用
・賃貸活用など
③売却益に係る配分問題にかかわるご意見
④改築などや修理などに係る費用負担などのご意見
等など
ご意見の例示を上げ始めたら尽きないものです
同じような案件であったとしても、所有者様が違えば、同じ解決方法では進行しないものなのです
不動産というものは、大きな財産でありますので、容易に進められるお話ではなくても当然なのです
大きな財産にかかわる問題であれば、誰しもご意見が出てきて当然です
揉めているという事でなくとも、話が纏まらないのは当たり前のことなのです
相続に関わる問題については、できるだけ早めに話し合いをスタートさせることが必要であると思われます
(それでも、時間は長くかかります。また、ご親族内において、対立関係も生まれてしまうかもしれませんが、それは放置していたとしても同じことですので、できれば、争族問題にならないようにご自身の代で決着をつけ、子供たちに争族問題を受け継がせないことが肝心です)
実は昨日も相続関連のご相談がありました
内容的には相続財産として、複数の不動産が存在するとの事ではございましたが、中には見たこともない相続物件が遠くに2つほどあるらしいというのです
(相続財産で何となく困ってしまうのは、すごく離れた場所に、ご両親が遠い昔に購入した物件があるらしいけれども親族が誰も知らないというシチュエーションですが、これが結構多いパターンなのです😭➡相続を誰も望まないという不動産というものは、現在の日本においてたくさん存在する現状があります)
最終的には居住されている場所から遠く離れていたとしても、相続財産には変わりありませんので、相続する選択肢となります(勿論、場合によっては相続放棄もあり得ますけれども、できない場合もあります。また、ご相続人の中で所在不明の方が出た場合などはかなり苦労してしまうものです)
弊社においては、このような場合、弁護士事務所の先生をご紹介するという事もあります(一般人では物件調査ができないことも、弁護士さんならばOKの場合も少なくないからです)
特に、相続関連の問題にかかわる場合には、親族間で話し合いがつかない場合、他の方法と選択した方が良い場合もございます
いきなり弁護士(専門家)を入れるという事に対しては、互いに異論が出る事と思いますが、関係者間のご意見の調整が長引けば、そのうち相続人間でさらに相続が発生したりして、関係者がどんどん増加してしまうといったことも考えられ、そうなってしまいますと、話し合いという事自体が難しくなってしまうからです
長引きますと、知り合いがこう助言してくれたとか、外野の方々のご意見(どちらかというと、他人事であり、責任は取らない意見であることが少なくないようです)もどんどん入ってきますので、調整するには程遠い状態となっていってしまうからです
早めの段階で専門家(弁護士さんなど)が入ってくれば、感情論はさておき、法律上の問題である程度方向性が付いてきます
膠着状態となり、長引いてしまった場合には、最終的に法律上の見解で決着がつけられるわけですので、早いか遅いかの違いだけであると考えれば、感情論に左右されずに決着をつけることができるかもしれません
(専門家が入ったからといって、誰もが納得のいく解決策に出逢えるというわけでもないのでしょうけれども・・)
でも、感情論ではなく、法律が方向性を定めてくれるという事に関しては、誰しも納得せざるを得ないという事になるのではないでしょうか?
(勿論、専門家を入れれば、他の関係者も専門家を入れてくることは多いのですが、そこまで来たら、専門家同士が法律に従い、最良の方向性を固めてくれるという事になりますので、互いに尽力したという事で納得できると思われます)
実際に相続問題に関しては、親族間で弁護士さんが双方についていることは、ケースとしてはかなり多いです
最終的にそうなるならば、早めに専門家を入れるという選択肢は間違いではないと思います
相続問題は多かれ少なかれ、簡単ではありませんし、色々な意見があとからあとから出てきてしまうものです
一般人同士(専門家ではない利害関係者間)で話し合いをしていても、互いに納得できる結論はなかなか出ないものです
専門家が入れば、互いに感情論と離れたところでの結論が得やすいというものです
最終的には、結論を得るまでの時間もかなり短縮できますので、ご自身の代での解決となることが多いと思います
それぞれのご相談毎に問題点なども相違しますので、解決策として決まった形はないでしょうが、法律が道筋を見せてくれますので、互いに感情問題に発展する前に結論を得られるという感じになるでしょうし、受け入れるしかないと思われます
②離別に係るご相談・・年々増加中です
この問題に関しましては、感情論抜きで本人同士が話し合いを継続でき得る可能性は低いと思われます
相続問題と同じなのは、どちらの意見が正しいということが難しいからです
ただ一つ同意見とみられるのは、早めに財産分与をし、婚姻関係を清算し、離別を望むという事です
互いに攻撃しあう存在となってしまったら、本人同士では難しい問題です
早めに専門家(弁護士など)を入れた方がいいと思われます
長引いても、感情のすれ違い間修復できないことがケースとしては多いですし、他の家族たちにも多大な迷惑が掛かり続けます
法律が万能であるとは思いませんが、問題が膠着状態となった場合に、最終的に結論を出すのは、互いの感情ではなく、法律であることが多いからです
法律によって導き出された結論ならば、感情抜きに納得するしかありませんから・・・
(勿論、費用も掛かりますし、できればそこまではいきたくはないのですが、誰しも納得せざるを得ない法的な結論があれば、時間が短縮できますし、かかる費用、精神的ダメ時も早めに、低く抑えるという事ができるかもしれません)
問題を長く抱え込むという事は、精神的にかなりダメージを受け続け、見えない費用も掛かってしまうわけですし、できれば早い段階で問題の結論を出し、新たな未来に向かって双方とも進むことができます
どこを互いの納得でき得る結論とするのかについては、すごく難しいことではございますが、当人同士で話し合いを続けていても感情論に終始し、結論が全く見えなくなってしまう前に、第三者である法律に互いを代理して結論を出してもらうという事は心理的・経済的にもありではないかといえるのではないでしょうか
(法律が入ったからといって、即日解決というわけにはいきませんけれども・・・かなり精神的悩む事も、時間的も短縮できることと思います)
①②などの問題も含め、色々な不動産関連問題の解決に向けて、弊社では、お取引のある弁護士事務所のご紹介も可能です
まずは、ご相談からどうぞ
できるだけ早い問題の解決を目指し、ご協力させていただきます
(揉めてきてしまえば時間はどんどんかかってしまうものです。 また、現在の市場は物件枯渇状態が続いておりますので、売却するには好機であるといえると思われます)
住空間Arcadia株式会社
稲葉・米澤