皆様がそれぞれ求める理想というものは、他の人と同じものでなくても当然であり、違って当然という多様性を認める時代となっております
5年くらい前までは、誰もが求めるという物件は大体同じものでした(同じものがBESTであった時代だと思われます)
それは皆様の価値観・人生の過ごし方などに共通点が多かったからでしょうか?
令和時代はお客様のご要望をお聞きいたしますと、本当に多様なのです(多様性が認められる時代になったという事です)
コロナ禍でリモートワークが普通に受け入れられてきているという影響(以前は考えもしなかった状況ですよね)もあるのだと思いますし、新しい人生の過ごし方が提唱され、個々人のご要望が前面に出てきているなぁと感じます
働き方に大きな変化が起きているので、人生の過ごし方にも変化が起きたのだと思います
結果として、皆様のご要望・求めるマイホームの姿が千差万別・多種多様になるという事は当然の結果になるのだと思います
中古物件限定の方も増加傾向にあります
(ご自身でセルフリフォームなどを計画される方・またはリフォーム済みの中古を求める方達です)
シングル・ディンクス、そしてご結婚等など
人生を過ごすうえで立ち位置はどんどん変化していきますが、最近の流れは、ご結婚されても子供を持つ予定はないと断言される方が散見されるようになってきております
人口減が叫ばれ、突破口が見いだせない中で、そもそも子供を創ろうとされない方が増加中なのですので、社会構造自体にも変化が起きて当然なのかもしれません
景気は上昇する気配は全然見えませんが、不動産相場は高止まりしております
(ただし、世界的に見てみると、日本の相場はまだまだ安いのだとの外国の方からの見識もあるようです)
先日も買取業者さんとお話いたしましたが、そもそも高くても売れてしまっている相場が続いておりますので、値下がりする気配が見えにくいとの言ありです
実際に、ビックリしてしまう価格で売れている状態がありますよね
特に、新築マンション相場は、バブル越えなんだそうです
①ご家族構成人数は減少傾向
②エリアによっては青天井の相場
③車を必要とされない世代の方々が増加中
④住宅ローン金利は低金利を継続中
⑤リモートワークが社会的に認められてきていることによる、新生活習慣・人生の過ごし方改革
等など
理由はたくさんありますし、時代が流れれば、考え方が変わっていくのも当然という事もあります
(振り返ってみれば、納得のいくことも少なくないですよね)
リゾートマンションが大流行したこともありましたが、ずいぶん前にブームは去ってしまい、管理不在の朽ち果てたリゾートマンションを以前査定したこともありますが、ご売却の話にはなりませんでした(売却するには、当該の部屋のリフォームをしなくてはならなかったし、そもそもマンション全体として、廃墟のような雰囲気であったからでした→リゾートマンションであったので、定住者が皆無であり、多くの部屋が放置されている状態が続き、共用部分の照明なども切れていたり、その上、管理費などの滞納をしている部屋ばかりで、売却する対象としては成り立たなかったのです)
👀 ただ、都心部に目を向ければ、青天井の相場は続いております 👀
同じエリアで、同じ大きさの新居に住み替えをされようとすると、大変ですが、スペースを小さくしたり、エリアをずらすなどすれば、可能な状況は続いていると思います
ただ、リモートワークが根付いたといっても、地方移住に即つながるのかというと、そうとも言えません
利便性の高い都心部で住み慣れてしまいますと、どうしても地方都市には行けないものです
仕事はリモートワークでいいのかもしれませんが、お子さんたちの教育・日常生活面においての利便性・エリアごとの常識というものの相違等など
都心部から地方移住を試みて、一年を待たずに都心部に帰ってくるといった話も聞きますし、若年層だけではなく、年齢を重ねた方々は特に、住み慣れたエリアを出るという事を好まない傾向が強いのです
人生は長いものですので、年月が経過すれば、過ごし方などは変わっていきます
以前のように、ドンドン住空間を大きくしていくといったことは時代にそぐわないのかも知れません(勿論、大きな家が待ちたいというアップサイジング思考の方はまだまだたくさんいらっしゃいますけれども、依然と比較した場合、減少傾向にあるようにみられます)
最近のお客さんのご希望を纏めると、
「現在または、未来のご自身の人生にジャストフィットする住空間」を求められている方が多いからです
人生は長いですので、その時及び未来に向かってジャストフィットしているのか、負担にならないのかという人生の過ごし方です
長い人生を送るわけですので、家族人数も変われば、仕事も変わったりと色々と変化が訪れます
若いころの人生設計を、変化事象とともに見直す必要も出てくるのだと思われます
年齢を重ねられたお客様のご相談の中で一番多いのは、広すぎるスペースについてです
お子さんたちが巣立った後のご実家は、ご夫婦2人だけで住まうには広すぎ、整理も行き届かなくなり(私もそうですが、年齢を重ねてくると物を捨てられなくなっていきますので、収拾がつかなくなってくるのです)2階以上に上がるのは億劫となり、数ある空き部屋は物置と化す(お子さんたちの荷物も多いはずです)庭は植物が繁茂してしまう、一見すると、廃屋または空き家のような雰囲気さえも醸し出しているといった状態が普通にあるのです
この状態になってしまいましたら、ご両親にとってご実家は、負動産と化してしまいます
日々を楽に過ごすことが難しくなり、ストレスが蓄積していき、精神的にも体力的にも負担は増えていくという事になると思われます
家屋も年数を重ねていけば、修理したりしなくてはいけませんが、費用も手間もかかる
不具合を放置しておけば、更に費用も手間もかかる状態となっていくのです
これは勿論、不動産に限定される現象ではありませんよね
全ての事柄・事象について同じことが言えます
例えば、ご自身の体についても、手をかけなければ、病気にもなりますし、体力も衰える一方です
無理なく人生を過ごすためには、現在、または未来のご自身の人生設計に則した住空間である住まいという土台で過ごすことがお勧めと思います
ご自身にとっては、不必要な住空間であったとしても、他の方にとっては望んで止まない住空間である可能性があるのです
実際に、年齢を重ねた方々が住空間をダウンサイジング(小さくする)したことによって、ストレスが減少し、負担を感じなくなるといったことはあると思います(現在55歳になった私自身、離別を経験し、居住人数が少なくなったことから、住空間をダウンサイジングしました 初めの1か月目は狭いと感じましたが、そこから先はもっと狭くてもOKだなと思ったという経験があり、実感しております)
私の場合には、3階建の戸建てからフラットのマンションへの住み替えでした(子供は一人同居しておりますので、2LDKのマンションに住み替えました)
マンションというものは、私の実家も戸建でしたので、否定的な感じはあったのですが、年齢も50歳を超えてみると、階段がないという事がかなりポイントが高く、また、年齢も55歳となっておりますので、いらないものも購入しなくなりましたので、十分すぎる住空間なのです
既に5年くらいマンション暮らしが続いておりますが、戸建てを売却した時に断捨離も経験いたしましたので、物は増えてはいないです
しかしながら、使わないもの・経年劣化で不具合が出始めているものが出てきておりますので、それを処分しなくてはと思いつつ、時間だけが過ぎております
私は不動産業に従事して30年以上となりますが、自分の生活という事になりますと、その経験もそんなに対応能力を発揮していかないのだなぁという事もわかりました
これは皆様にも言えることではないのかなぁと思われます
やはり、ご自身のこととなると、話は別ですよね
私も子供(現在20歳・大学生)から言われます
言う事とやることにギャップが出てきてしまうのです
これは誰しにも同じことが言えるのではないかと思うのですが、私自身の甘えの部分なのでしょうか?
現在の城南エリアの相場につきましては、高値相場が続いております
これは事実です
大手不動産業者さん達に聞き取りしましても、高値で売れるのであるから、高値で売却委任は受けると豪語されておりました
売れなければ、プライスダウンしていくしかないのですが、その時に注目すべきは、ライバル物件の動向です
私自身も戸建てを売却致しましたが、毎日ライバル物件をチェックしておりました
それでも、やはり自身所有の物件に関しては、評価が甘くなってしまっていたのか、ご成約まで半年かかりました
不動産業歴30年の私でもそれだけ時間を要したのです
一般のお客様が、ご売却を検討される際には、弊社では、ライバル物件の内覧をお勧めしております
(ライバル物件・敵を知るという事は不動産売却競争を勝ち抜けるためには、必要なことです)
ご自身の評価はおそらく高く見積もってしまいますから
「ライバル物件を実際にご覧いただき、自ずから購入者の目線でご判断いただく」というのが、BESTなのではないかと思われます
ライバル物件を実際にご覧いただければ、ご自身所有の物件の不動産市場においての立ち位置というものが理解できるのではと思うからです
長くなりますと、論点もずれてきてしまいます(後で見返してみると、私自身があれ?と思ってしまうこともあります)