放置空き家の存在
放置空き家の存在は、地域にとっても大変な問題です
放置空き家につきましては、依然も書きましたが、
①エリアの良好な環境を阻害する影響を与える原因
②不審火などの心配がある
③動物などの侵入・棲みつき・糞尿などの被害
④植物の繁茂
⑤ごみの不法投棄などによる危険性
⑥子供たちの立ち入りなどの危険性
⑦建物の老朽化による倒壊・屋根などの落下危険性
等など
色々とエリアの住民は困っているわけです
しかし、放置空き家の大部分につき、所有者関係者の連絡先をご近所の方々に通知しているケースは少なく、ごみなどの問題はご近所の有志の方々の陰ながらの努力で何とか保てているわけなのですよね
放置空き家の所有者関係者は近所にお住まいであるという事は少なく、何か問題が発生してから物事が進行するという事になるケースが多いわけです
親族が誰もご近所にお住まいでなく、共有財産であるケースが多いことからも、所有者の中においてもだれが責任を取るのか、身体・費用をだれが費やし管理するのかという事について、お話し合いが長びいてしまっている・または揉めているという事が普通だからです
古屋の管理はしなくとも、関係者個々人の生活に支障はないということもあり、放置空き家は増えるわけです
関係者様の一人の連絡先が判明したとしても、共有財産である場合には、その連絡が取れた人だけでは判断はできず、そこから親族会議となるわけですが、通常、親族会議では、誰が掃除などの管理を担当するのか、責任と費用は誰がどのくらい負担するべきか等について紛糾して終わることが多く、結論が出るまで動けない状態という事になって放置状態が続いてしまう事となります
ですので、放置状態が長く続いている空き家に関しては、関係者様方による動きをあんまり期待できないという事につながります
この状況を改善するのはとても大変な事でありますので、行政としても動き出しました(特定空き家)
(➡個人の所有財産であるために、特定空き家というものの指定はかなり難しいという側面も存在するようです)
ただ、ご親族に関わらず、誰かが動かなければ、何も動きませんし、変化は訪れません
放置状態が続くという事です
所有者ではない限り、手を付けにくい問題ではありますが、迷惑を受けているという事象が存在している場合には、行政に動いてもらうことがまずは先決であるともいえます(誰が矢面に立つのかという事を考えると、避けたいことであるのはわかりますけれども)
行政に対して声を上げ、関係者を動かす努力からスタートするという事が、時間は掛かりますが、まずは一歩前進であるといえます➡弊社としてもご協力させていただきます
(関係者様方に対して、近隣住民の方々が迷惑をしているよと行政から伝えることで、関係者が動いてくれる可能性も少しは出てくるわけですから)
弊社は解体業者のご紹介も可能です(行政によって網掛けがございますので、助成金が受けられるのかどうなのかはエリア・建物の構造などを調査しないといけないのですけれども・・)
昨年度、一昨年度と弊社では実績がございます(相談受けて助成金を受け、解体→更地としました・品川区西大井アドレスでした)
解体に関するご相談も、お受けいたします
まずは動き出すことです
選択肢の一つとして、参考になる方向性が少しでもご提示できれば、放置空き家に係る未来の姿も、少しづつ見えてくる可能性があります➡親族の誰かが住まう・利活用(賃貸利用など)・解体し、駐車場経営・ご売却等など、選択肢は無数に存在します
特異な事例ではあるとは思いますが、地方の不動産を相続したものの、一度も見に行ったことがなかったという事もあり、現地を親族で見に行ってみると、相続財産の土地の一部に隣地の人が越境して建物を所有していた事例がありました(長くその状態が続いていると、隣地の方の権利が強くなってしまう事があります)
越境が判明しても、現在利用している家屋を解体するわけにもいかず、越境部分を隣地の方に購入してもらうという事で決着しましたが、地方の土地であり、親族が誰も利用する予定もないからできたことで、都心部の土地であればそうもいかないことでしょうし、ニュースなどでも、地方の放置空き家・放置土地等が不法投棄のごみ捨て場と化している等のケースもございます
「手遅れとならないうちに対処するのがBESTであること」は確かなことです
早めの把握・選択肢を色々と考える・早めに話し合いを開催する等
早めの対応が後世の親族に争族問題を残さない方法の一つであるといえます
地方の不動産であったとしても、動くときには動きます
都心部の不動産であれば、現在相場は高値を維持しているエリアも少なくありません
ご売却のみを考慮した場合には、現在はチャンスという事ができるのではないでしょうか?
日本の未来の人口構成も、高齢者社会・出生率現象ははっきりしているようですし、人口減を回復させる方法は世界的に見ても良いプランはないようです
未来の日本のカタチを考えた時に、所有者が不要と思われる不動産は負動産となる可能性もございます
現在の相場は高止まりしている状況がありますが、理由としては物件が少なすぎることも一因として存在します
今が一番高いのかという事に対しては誰も正解を持っていないと思いますし、言い切ることはできないと思います(もし、言い切ることができたとしても、それはあくまでも予想・見識の域を出ないものであるからです)
後世の人が振り返ってみて判断され、それでやっと正解が出るということになるであろうと思います
ただ、将来のことは推測になってしまいますが、現在までのことを見て判断を下すとするならば、高止まりの状態であるという事が言えると思われます
最終的な判断は、所有者様しかできないのですけれども・・・
住空間Arcadia株式会社
※不動産サイトIESHILによれば、4月度のマンション相場はやはり、上昇しているようです
21エリア/23区内➡相場は上昇
23区内上昇ランキング
順位 行政区 前月比
1位 新宿区 +0.62%
2位 千代田区 +0.58%
3位 大田区 +0.56%
4位 墨田区 +0.55%
5位 文京区 +0.49%
6位 世田谷区 +0.47%
7位 葛飾区 +0.46%
8位 中央区 +0.39%
9位 北区 +0.37%
10位 練馬区 +0.32%
であったそうです
私共が現場で感じる相場観としては、もう少し伸びている感じがしておりますが、ポータルサイトの統計の方が大多数を集計しだした結果です
私共が感じる相場観は、もう少しお客様に近い雰囲気を感じ取り、大きさであったり、駅からの距離であったり、プレミアのあるアドレスであったり、角地などの状況、住環境を見てご提案するので、大多数と比較すると、ちょこっと差が出てしまうのかもしれません
高値相場で動いているという根本的な筋はぶれてはおりませんけれども・・・